簿記知識集は、日商の簿記検定での3級、2級をとるための基礎知識を調べました。また大原などの簿記試験の一助になる情報も記載しております。簿記の通信講座や学校など簿記資格の取得に興味のお持ちの方にお役に立てていただければ幸いです。
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・荷造運賃
自社の品物を出荷する場合の費用は、この勘定科目で処理をします。最近では、便利な「宅配便」や「バイク便」などが普及し、「荷造運賃」が頻繁に使用されるようになっています。
・支払手数料
会社外部の第三者に業務を委託する場合の費用を処理する場合に、この勘定科目を使います。具体的には、公認会計士、税理士、弁護士、司法書士、社会保険労務士、不動産鑑定士、弁理士、中小企業診断士などへの報酬や相談料を支払った時などです。また、買掛金の支払いや、送金などで金融機関に支払う振込手数料などの事務手数料も、この勘定科目で処理をします。
・会議費
会社の業務に関連した、社内間の検討会議などをする時、あるいは社外の取引先と打ち合わせをするための費用です。会議用の茶菓子・弁当代、会場の使用料などがこれに当たります。この会議費については、実務上、交際費との区分が問題となります。会議に参加する人は社内外を問いませんが、その費用が会議費となるためには、内容が会議としての実体を備えており、その費用が常識程度の金額であることとなります。
・寄付金
神社や寺院、教会などへの祭礼寄付、政治団体への寄付、学校や試験研究機関への寄付、赤十字や社会事業団体への寄付、共同募金などへ支出した時には、この勘定科目で処理します。税務的には、「寄付金、拠金、見舞金その他いずれの名義を持ってするかを問わず、金銭その他の資産または経済的な利益の贈与または無償の供与をいう」となっており、寄付金も無条件で損金に算入することは認められておりません。
・諸会費
同業者団体、法人会、商工会議所、自治会などの会費を支出した時は、この勘定科目で処理します。この科目も交際費との区分が問題となります。支出先の会の性格が会社の仕事とはまったく関係なく、入会者相互の親睦目的だけで運営されているような団体の会費は「交際費」として処理します。
・雑費
ほかのどの勘定科目にも属さない費用や、発生する頻度が低いような支出については、「雑費」という勘定科目で処理します。しかし、雑費で処理した項目でも金額が大きくなれば、その内容を独立した勘定科目で処理しましょう。雑費の範囲は、会社によってそれぞれ異なります。
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