簿記知識集は、日商の簿記検定での3級、2級をとるための基礎知識を調べました。また大原などの簿記試験の一助になる情報も記載しております。簿記の通信講座や学校など簿記資格の取得に興味のお持ちの方にお役に立てていただければ幸いです。
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一般的に通信費は、口座振替の方法で自動的に引き落とされるケースが多いです。経理実務では、通帳の記入を確実にして、帳簿への記載もれがないように注意しましょう。電話会社などから送られてくる電話料請求書と、銀行預金などから引き落とされる金額についても正確に行ないます。切手については、大量に使用する会社では、その保管方法や管理も大切です。「受け払い簿」を作成するか、料金別納方法を利用するのも方法のひとつです。切手は、原則として購入したときではなく、実際に封筒などに貼って出したときに費用となりますが、定期的に切手を使用する場合は、購入したときに費用とします。
・通信費仕訳例
*普通預金から先月分の電話料5,000円が口座引き落としとなった。
(借 方) (貸 方)
通信費 5,000 普通預金 5,000
*切手1万円分を現金で購入した。
(借 方) (貸 方)
通信費 10,000 現金 10,000
*当座預金から先月分の携帯電話の使用料1万5000円が引き落とされた。
(借 方) (貸 方)
通信費 15,000 当座預金 15,000
・携帯電話の通信費
携帯電話は、税法上、以前は「電話加入権に準ずる権利」として「非減価償却資産」でした。しかし、平成8年12月1日から、「少額減価償却資産」としての取り扱いができるようになり、現在では携帯電話の新規加入料等については、「通信費」等の費用処理をすることが認められます。
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