簿記知識集は、日商の簿記検定での３級、２級をとるための基礎知識を調べました。また大原などの簿記試験の一助になる情報も記載しております。簿記の通信講座や学校など簿記資格の取得に興味のお持ちの方にお役に立てていただければ幸いです。
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機械や工具などのように、繰り返し長期間にわたって使用できる物でも、時間が経過していくことによって価値が減少していく資産を「減価償却資産」といい、減価償却資産であっても、使用可能期間が1年未満のもの、または使用可能期間が1年以上であっても取得価格（買ったときの値段）が10万円未満のものは、「消耗工具器具備品費」として、取得するのにかかった費用を「消耗品費」とします。機械や工具、事務机や事務いす、パソコン、応接セットなど、減価償却資産で買い入れたときの値段が10万円以上で1年以上使用できるものは、購入してすぐには費用に計上することができません。
固定資産として計上し、減価償却という手続きを経て、その耐用年数にわたって費用としていきます。
広告や宣伝といった広報の目的でビルのうえや道沿いに設置する広告塔や看板など、取得にかかった費用が10万円以上のものについては、「固定資産」に計上して、これを「減価償却」という手続きで耐用年数に応じて減価償却費として費用にします。たとえば、野立看板やビルの屋上の看板は構築物とされ、金属性のものは20年で償却します。また、看板や陳列棚、自動車などの広告用資産を特約店に贈った場合は、一度に費用としては処理することができません。このような場合、「繰延資産」として、贈った資産の本来の耐用年数×10分の７（最高5年）で償却します。
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