簿記知識集は、日商の簿記検定での3級、2級をとるための基礎知識を調べました。また大原などの簿記試験の一助になる情報も記載しております。簿記の通信講座や学校など簿記資格の取得に興味のお持ちの方にお役に立てていただければ幸いです。
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商品の仕入にかかる引き取り運賃や運送保険料などの付随費用は、「仕入原価」として処理します。仕訳する時は、このような付随費用についてすべて「仕入」勘定に含めます。よって、「引取運賃」などの勘定科目は使用しません。
仕入原価=仕入代金+付随費用
例を挙げると、商品10万円を掛けで購入し、引き取り運賃5,000円は現金で支払った時は、以下のように仕訳します。
(借 方) (貸 方)
仕入 105,000 買掛金 100,000
現金 5,000
ただし、実務上では、商品の仕入にかかった付随費用で、検収の費用などの金額の合計が仕入代金の3%以下の場合は、仕入原価に含めないことができます。
*返品や値引きは、販売、仕入れの両方に出てきます、つい忘れてしまいがちな項目ですのでしっかり記帳しましょう。
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