簿記知識集は、日商の簿記検定での3級、2級をとるための基礎知識を調べました。また大原などの簿記試験の一助になる情報も記載しております。簿記の通信講座や学校など簿記資格の取得に興味のお持ちの方にお役に立てていただければ幸いです。
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「返品」とは、もうすでに売上に計上した商品が相手方の注文した商品とは異なっていたり、納品した商品が損傷していたりなどの場合のため返品されることをいいます。このような場合は、「売上戻り」で「売上」の取り消しになりますのでそのように記入します。仕訳する時は、すでに掛け売上として計上されていたものを取り消すわけなのですから、以下のようになります。
(借 方) (貸 方)
売上 *** 売掛金 ***
また、すでに仕入れた商品を仕入先に返却することを「仕入戻し」といいます。掛け仕入の商品の一部を返品したときは、仕入の取り消しになり、仕訳は以下のようになります。
(借 方) (貸 方)
買掛金 *** 仕入 ***
「値引」とは、販売した商品の傷や汚れがついていたなどの理由により、当初の約束の値段より安くすることをいいます。すでに掛け売りして売上に計上済みの商品に「売上値引」をした場合の仕訳は、以下のようになります。
(借 方) (貸 方)
売上 *** 売掛金 ***
また、仕入れた商品の傷や汚れなどの理由により、当初の値段よりも安くしてもらうことを「仕入値引」といいます。すでに掛け仕入れとして仕入に計上済みの商品に対して「仕入値引」を受けた場合の仕訳は、以下のようになります。
(借 方) (貸 方)
買掛金 *** 仕入 ***
*返品や値引きは、販売、仕入れの両方に出てきます、つい忘れてしまいがちな項目ですのでしっかり記帳しましょう。
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