貸付金借入金手形貸付金手形借入金

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貸付金借入金手形貸付金手形借入金

貸付金

　取引先や会社の従業員に対して金銭を貸しつけた場合、約束の期日に返済してもらえる権利が発生します。この貸し付けたお金は、「貸付金」勘定（資産）を用いて処理します。また、返済を受け取るときは貸し付けたお金のほかに、貸付期間に応じて利息を受け取ることができますが、この利息は「受取利息」勘定（収益）を用いて処理します。
１．貸付時の処理
　当社は、Ａ商店に対して現金200万円を貸し付けた。
（借　方）　　　　　　　
貸付金　2,000,000　
　（貸　方）
現　金　2,000,000

２．返済を受けたときの処理
　Ａ商店から返済期日に貸付金200万円と利息10万円を現金で受け取った。
（借　方）　　　　　　　　　　
現　金　2,100,000　　　　

（貸　方）
貸付金　2,000,000　受取利息　100,000

借入金

　銀行などの金融機関や取引先から現金を借り入れた場合、返済期日に返済しなければならない義務を負い、借り入れたお金は、「借入金」勘定（負債）を用います。また、返済するときは借りていた期間に応じて利息を支払わなければなりませんが、この場合の利息は「支払利息」勘定（費用）を用います。
１．借入時の処理
　当社は、Ｂ商店から現金２００万円を借り入れた。
（借　方）　　　　　　　　　　
現　金　2,000,000　　

（貸　方）
借入金　2,000,000

２．返済したときの処理
　借入金の返済期日が来たので、Ｂ商店に対して借入金200万円と利息10万円を現金で支払った。
（借　方）　　　　　　　　　
借入金　2,000,000　　

（貸　方）
現　金　2,100,000

支払利息 100,000

手形貸付金と手形借入金

　お金の貸し借りでは、通常「金銭消費貸借契約書」を取り交わすのですが、この書式の代わりに約束手形を利用する場合があります。貸し主が現金の代わりに約束手形を振り出す場合、これは従来の営業活動で振り出すものではないので、「手形貸付金」勘定（資産）を用いて処理します。借り主が現金の代わりに約束手形を借り入れた場合は、「手形借入金」勘定（負債）を用いて処理を行います。

＊お金の貸し借りは「貸付金」「借入金」の感情を使用して処理します。会社の従業員などの被雇用者に対しての貸し付けは「社員貸付金」という勘定科目を使用いたします。