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「約束手形」とは、手形の振出人が受取人に 「一定の期日に、一定金額を支払います。」と約束する手形です。つまり、約束手形を振り出した人は約束した金額の支払人も兼ねていることになるのです。
*振出人・・・・・・・・・・手形の作成者をいいます。約束手形の場合は、手形の代金を支払う人。
振出人は≪支払人≫になります。
*名宛人・・・・・・・・・・手形の代金を受け取る人のことです。名宛人は≪受取人≫になります。
約束手形とは、振出人が名宛人に対し、一定期日(満期日)に手形に記載された代金を支払うことを約束した証書のことです。
約束手形の場合は、振出人が「手形債務者」・名宛人が「手形債権者」になります。たとえば、B商店が6月25日、N商店に対し買掛金代金30万円の支払いのために、8月13日を満期日とする支払手形を振り出した場合、仕訳すると以下のようになります。
(借 方) (貸 方)
買掛金 300,000 支払手形 300,000
約束手形は、振出人が名宛人に対して、一定の期日に手形に記載した代金を支払うことを約束した証書のことをいいます。
≪約束手形の場合は≫ *名宛人=受取人 *振出人=支払人
例題の取引として、仕訳をしてみましょう。
①A商店は、B商店から商品500,000円を仕入れて、代金は約束手形を振り出して支払った。
②A商店が振り出した上記手形の支払期日になり、A商店の当座預金口座から500,000円が引き落とされ、B商店の当座預金口座に入金された。
A商店の仕訳を見てみましょう・・・・・≪振出人=支払人≫
① (借 方) (貸 方)
仕 入 500,000 支払手形 500,000
② (借 方) (貸 方)
支払手形 500,000 当座預金 500,000
B商店の仕訳を見てみましょう・・・・・・≪名宛人=受取人≫
① (借 方) (貸 方)
受取手形 500,000 売 上 500,000
② (借 方) (貸 方)
当座預金 500,000 受取手形 500,000
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