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決算は会社にとって非常に重要な業務のひとつなので、作業量も必然的に多くなりなります。そして通常の業務もあるので、できるだけ素早く決算業務が進行するように段取りをしなければなりません。
そのためには、少なくとも日常業務の中の伝票の起票、帳簿への記入で遅れているものはないか、補助簿と総勘定元帳の残高は一致しているか、決算日までの試算表は完全に出来上がっているか、などといったことは確認しておきましょう。
*「決算」とは会社の利益確定のために営業活動を一定の期間に分けて決算書を作成し会社の経営成績や財務の状況を明らかにすることです。
試算表を作成したら、残高試算表の各勘定の残高を正しい金額に修正しなくてはいけません。この手続きを「決算整理」といいます。具体的には以下が「決算整理」にあてはまります。
① 売上原価の算定
② 貸倒引当金の設定
③ 減価償却費の計上
④ 費用・収益の繰延べ
⑤ 費用・収益の見越し
⑥ 有価証券の評価替え
⑦ 消耗品の整理
⑧ 引出金の整理
⑨ 現金過不足の整理
決算日の残高試算表について決算整理を行ない、決算整理後の試算表より貸借対照表と損益計算書を作成します。決算書が作成されると、まず会社の取締役会の承認を受け、監査役の監査を受けます。
そして、株主総会に議案として提出され、ここで承認を受けて初めて「確定決算書」になります。会社では、確定決算書をもとに決算日から2か月以内に法人税等の確定申告書を作成し、これを提出して納税を行ないます。
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