簿記知識集は、日商の簿記検定での3級、2級をとるための基礎知識を調べました。また大原などの簿記試験の一助になる情報も記載しております。簿記の通信講座や学校など簿記資格の取得に興味のお持ちの方にお役に立てていただければ幸いです。
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損益計算書には、収益・費用と、その差額である当期純利益または当期純損益を表します。
「収益」とは、会社の営業活動による儲けを表わします。結果として会社のお金が増えるため、純資産である「資本」を増加させます。
収益には、商品の販売による「売上」や、預金の利息として受け取る「受取利息」、商品売買の仲介をして受け取る「受取手数料」などがあります。
「費用」は、営業活動に使った経費をいいます。
結果として会社のお金が減るので、純資産である「資本」を減少させます。費用には、商品の仕入原価や、「給料」、「交通費」、電話代などの「通信費」、「リース料」などがあります。
損益計算書も貸借対照表と同じように、左側と右側に分けられ、左側には「費用」が、右側には「収益」
が記入されます。
「収益」から「費用」を差し引くことによって、「当期純利益」または「当期純損失」を計算します。式で表すと、下のようになります。
総収益-総費用=当期純利益
左側と右側の合計金額を比較し、収益が費用を上回る場合は、その差額を損益計算書の左側に「当期純利益」として記入し、収益が費用を下回る場合は、その差額を損益計算書の右側に「当期純損失」として記入します。
簿記上の取引は必ず2つ以上の要素から成り立っていますので、その取引の一つの一つについて、どの要素が組み合わされて変化しているかを分析して分類していきます。
そこで登場するのが「借方」と「貸方」です。この「借方」「貸方」という言葉は、符号と考えてください。簿記では、左側を「借方」、右側を「貸方」と呼びます。ふだんから使い慣れていくように練習すると良いでしょう。
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