簿記知識集は、日商の簿記検定での3級、2級をとるための基礎知識を調べました。また大原などの簿記試験の一助になる情報も記載しております。簿記の通信講座や学校など簿記資格の取得に興味のお持ちの方にお役に立てていただければ幸いです。
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「未払費用」とは、当期に発生した費用で、まだ支払いが行なわれていないものをいいます。
これも「前払費用」と同様、当期の利益をできるだけ正しく計算しようとするもので、当期に支払いをしていなくても、当期に属する費用については、これを計上するという考えです。未払費用は、まだ支払っていないものについて費用に計上するものですので、基礎になる賃貸契約書などの書類はしっかり管理しなければなりません。未払費用には、未払地代、未払利息、未払家賃などがあります。
【仕訳例】
① 10月1日、車庫代月額2万円の駐車場を借りた。支払いは6か月後という契約をした。当期は1月1日から12月31日間での1年間10月1日の時点では、支払いはしていないので、仕訳はしません。
② 12月31日決算になり、契約書を確認したところ、駐車場代が未払いであった。
(借 方)地代家賃 60,000 | (貸 方)未払地代家賃 60,000
借方に地代家賃(駐車場代)という費用を、貸方に「未払地代家賃」という負債に属する勘定科目を記入して仕訳をする。
③ 翌年1月1日
(借 方) 未払地代家賃 60,000 | (貸 方) 地代家賃 60,000
12月31日に行なった仕訳をもとに戻します。これを「再振替仕訳」といいます。
「前払費用」とは、当期に支払って費用になっているもののうち次期以降の前払い分をいいます。
前払費用がある場合、費用の勘定から前払い分を控除して、前払費用として資産に計上します。前払費用には、前払家賃、前払地代、前払リース料、前払保険料、前払利息などがあります。
決算日から1年を超えるものは、「長期前払費用」という勘定科目で処理します。
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