簿記知識集は、日商の簿記検定での3級、2級をとるための基礎知識を調べました。また大原などの簿記試験の一助になる情報も記載しております。簿記の通信講座や学校など簿記資格の取得に興味のお持ちの方にお役に立てていただければ幸いです。
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会社では、仕入代金などの金額の大きなものは、一般的には小切手で支払いをします。
しかし、文房具や交通費などの少額な経費の支払いは現金で支払うのが一般的です。そのために
少額の現金を手許に置いておきます。これを「小口現金」といいます。
小口現金は、会計係から小口現金係に現金を前もって渡し、小口現金係が管理します。
当座預金の残高が10万円しかないのに、15万円の小切手を振り出すことはできません。しかし、あらかじめ金融機関との間に「当座借越契約」を結んでおくことによって、当座預金残高が不足している場合でも、借越限度額まで預金残高を超えて小切手を振り出すことができるのです。当座預金残高を超えた引出し分を【当座借越】といいます。
負債とは、個人の借金と同じと考えて下さい。つまり、会社が負っているもろもろの債務のことです。
勘定に具体的につけられた名称を勘定科目といいます。
勘定とは、資産・負債・資本・費用・収益の増減を細かく区分して、記録しておく単位の事をいいます。
勘定には、左と右に記入する場所があり、勘定の左側を借方(かりかた)
右側を貸方(かしかた)といいます。
企業は、資金を調達して営業活動を営みますが、資金は、その運用過程でいろんな形態をとります。こうした具体的な運用形態や使途のことを簿記では
称して資産といいます。
会社は設立されてから、営業活動を継続して営んでいます。簿記では一定期間を区切って会社の財政状態や経営成績を明らかにしています。この一定期間を「会計期間」といいます。会計期間は1年を原則としています。会社の会計期間は、それぞれの会社で決める事ができます。しかし、個人経営の場合は所得税の関係で1月1日から12月31日までの1年間を会計期間としています。
又、会計期間の初めを「期首」といい、会計期間の終わりを「期末」といいます。
小口現金 会社では、仕入代金などの金額の大きなものは、一般的...